ーーー宝刀を食べようーーー

うんちく

本栖の宝刀

おいしかった宝刀

うんちく

そのいわれは武田信玄の時代に戦陣食として食べられるようになったとか、〜〜〜とかいろいろな説がありどれが正しいかは定かではないです。たぶん全部本当でしょう。

ほうとう、宝刀、??といろいろな書き方がありますが、どれが正しいのかは知りません。また山梨全域で食べられている宝刀ですが、その味付け、具などもこれが正しいといった決まりもありません。地域によって使われる味噌が違いますし、野菜も違います。さらには麺の材料も、うどん粉(小麦粉)以外にそば粉を混ぜたり、トウモロコシ粉が入っていたりします。あえて定義をするなら、幅広に伸ばした生麺を野菜とともに煮込んだもので、味付けは基本的には味噌味です。変わり者に「あずきほうとう」があります。これはおしるこの餅の代わりに麺が入った物と思ってください。

さて、美味いもんだよカボチャの宝刀と昔からいわれて親しまれている宝刀ですが、ほんとに美味いのか?

最近の宝刀はおいしいです。しかし、私が子供の頃食べさせられた宝刀はとても人の食う物ではないと子供心に思っていました。(もう昔の話です、ごめんなさい)同年代の友達はみんな宝刀が嫌いでした。しかしそれを私たちの親の世代の方たちはこんな美味い物はないといって食べていました。しかもよけいに作っておき、次の日の朝どろどろになった冷たい宝刀にご飯を入れて食べます。私は絶対食べませんでした。

では今の宝刀と昔ながらの宝刀の違いは?ズバリ、煮込む時間だし味噌です。夕飯に宝刀を食べるのなら、昼間に煮込んでおいておく。食べるときは麺がふやけて汁はどろどろ、麺は全て1〜2CMぐらいにちぎれてしまって、ふにゃふにゃの状態です。だしに使った煮干しは取り出さずそのまま入れておく。味噌は、家味噌(自家製)で、匂いのきついこと。今はこの味噌は大好きですが、なれないと辛い物があります。今の私は、あまり煮込みすぎなければ、昔の宝刀の方も美味いと思います。ですから一時期私の勤めるお店(本陣)で、この昔ながらの宝刀を出しましたが、あまりにもみなさん残すのでやめてしまいました。やはり今の人の口には合わなかったのです。煮干しも取り出さず入れておいたので、見た目にもグロテスクだったのでしょう。それと昔は今のようにいろいろな種類の野菜が入っていません、というよりもそのときある野菜しか入れなかったので今の宝刀はかなり豪華だと思います。

今日山梨県下で食べることのできる宝刀のほとんどが、今風に食べやすくアレンジされた物と言っていいでしょう。有名な宝刀専門店でさえそうですから。しかしいくら何でも汁がみそ汁のようにサラサラなのはほうとうとは呼べません。(最近は聞きませんが3〜5年ほど前はたまに聞きました)生麺のまま煮るため、汁はとろとろ、もしくはどろどろになるはずです。すいとんと同じ物と思っていただいてもいいです。昔聞いた話ですが、ほうとうを作れる娘はいいとこに嫁にいけると言われたそうです。理由はほうとうの麺の方がすいとんより使う粉が少なくてすむからだそうです。

「まずいもんだよなすの宝刀」というのもありますが、なすが入ってもおいしいです。昔は煮込んでから食べるまで結構時間をおいたので、なすから色がでて宝刀が黒くなってしまうためこのようにいわれたと思います。

玄人な食べ方は必ずご飯を一緒に頼んで下さい。(ご飯がついてくるところも結構あります。)宝刀自体が結構な量ですので、女性や子供はきついですが、男性なら大丈夫でしょう。残った汁をご飯にかけるか、ご飯を宝刀の鍋に入れて食べましょう。きっと山梨の人にちがいないとおもわれるでしょう。

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